どうも、田舎暮らし36年の砕刃です。
手袋を入れたら、中に硬いものが・・・
服を着たら、嫌な臭いが突然・・・
そうです。全部カメムシの仕業です(>_<)
都会に住んでいると見つける事が難しいカメムシだけど、田舎にはおそろしいほどにいます(笑)
田舎ってのどかで、育児に良い環境だったり、ストレスの少ない環境で生活できる所がとても魅力的ですよね。
景色だって、電飾のイルミネーションはないけれど、満天の星や四季の風景を楽しめちゃいます☆
だけど、良いイメージばかりで田舎暮らしを計画しないでください。
「元居た場所の方が良かった」と出戻りする人がいることも事実・・・。
今回は田舎のデメリットをまず紹介し、その対策や心得えについて知った上で、田舎暮らしを検討してください!
田舎暮らしの実情~デメリットは星の数ほどに
田舎暮らしは快適とは言えません。むしろ不便なことの方が多いと思います。
不便レベル順に紹介しますので、あなたの基準と比較して、参考にしてください。
仕事がない
田舎で生活している人の多くが通勤に片道1時間以上かけています。
それは、近くに働ける職場が少ないから。
私は実家から徒歩15分の素晴らしい職場で5年務めていましたが、経営が危なくなってきたために、転職をしました。同等の給料がもらえる職場を探した結果。
次の勤務先は車で片道45分かかる職場。
通勤は往復で1時間半。
Amazonプライムでアニメなら4話、ドラマなら2話くらい観れます(笑)
人が少ない → 仕事にならない → 仕事が減る → 町へ出て仕事をする → 田舎を離れる
この負のスパイラルはどの地域の田舎でも起こっています。
将来的に見ても、都市へ人口へ集中すると言われていて、田舎で生き残るには過酷。
移動に1~2時間はあたりまえ
買い物、病院、デート、外食、、、どこへ行くにしても、移動時間に1時間は普通です。
コンビニだって歩いて行ける範囲にはないことが多いので、不便です。
子供が熱を出したり、鼻水が出だした・・・なんていう時も車で45分かけて病院まで行きます。
夕方の4時に出発すれば帰ってくるのは6時を回ります(´;ω;`)
子供が塾に通うことになれば、親は送迎地獄にはまるでしょう。
虫さんはいつでもそばにいる
カメムシ、ムカデ、ゴキブリ、ハチ、蚊、ナメクジ、カエル、カニ、ダンゴムシ、蛾、ダニ
ヤツラはいつの間にか家の中で出会う。どこからともなくやってきます。
我が家は雨の日に室内でサワガニと出会いました(笑)
都会じゃ考えられない虫たちがやってきます。家中隙間だらけだから(笑)
寒いと何もやる気がおきない
田舎の住宅は基本的に断熱材が入っていません。
それはつまり、外の冷気が家の中にも伝わってくるということなんです。
窓や、床、天井から冷やされて、寒い部屋ができあがります。
「はぁー!」と息をはいたら白くなる。それが家の中でもできちゃいます泣
隣の部屋へ行くとき、トイレやお風呂など、温めておかないと寒い状態でこれがけっこう辛いんです。
暖かい部屋から動きたくなくて、行動意欲を削がれます。
我が家は子供が小さいので冬の寒いお風呂がとにかく大変!湯冷めしないようにさっと服を着させないといけない事と、熱いお湯だと肌が乾燥するので38℃のぬるい湯だから温まらないというダブルパンチ。
地域との付き合い
隣近所で仲良くする必要は最近あまりありませんが、地域の自治会のようなものはあります。
もちろん会費も2,000円前後と集落によって差はありますが、必要になります。
田舎は考えが固い人もたまに居たりして、昔からのやり方にこだわって合理的な会議じゃない事も多々あります。
その地域の自治会がどのような物なのかは、入居して1年ほど生活しないとわからないのがつらいところですね。
私の地区に引っ越してこられた60代の夫婦は、近所のおじさんと喧嘩して出て行ってしまわれました。
近くに仲の良い知り合いも居ないので、相談のしようもないのはつらいですね。
気さくでとても素敵な方だったので、残念でなりません。
引っ越してすぐは自治会に参加するだけですが、5年ほどしたら役が回ってくることもあります。
宿命だと思い、抵抗せずに受けましょう。私はそうしています。普段仕事をしていると近所の方とのつき合いは無いけど、役を通して知り合ったりもするので良い機会です。
車が無いとどこへも行けない
移動手段は主に車です。
保育所への送り迎え、買い物、通勤、学校への通学はバスなど、徒歩や自転車で行ける範囲に無いことが多いです。
つまり、自動車の運転免許証を持っていない夫婦なんかは完全に孤立してしまう可能性があります。
田舎で生活しようと思った時には運転免許証を取得しておきましょう。
引っ越してからの取得は不可能ではないですが、教習所までの移動時間がもったいないです。
田舎だから生活費が安いかというと、そうでもない
我が家の食費は毎月4万5千円前後です。これは都会で暮らす夫婦の食費では安い方ではないでしょうか。
外食する場所が少ない分、食費は減ります。これは田舎の良いところですが、
ガソリン代は毎月3万円、
車検は普通車と軽の2台で年間6万円(月あたり5000円)
車の維持費に月平均5000円と移動にかかるお金が都会よりも多くなります。
古民家暮らしだと、断熱性能も悪いため、年間の水道光熱費は約34万円(月平均2万8千円)と冬の暖房費が大きく、出費がかさみます。
田舎暮らしの詳しい光熱費は別の記事で紹介していますので、そちらもどうぞ
デリバリーがない
コロナウイルスの影響でUber Eatsなどの宅配注文が増えていますが、田舎に変化はありません。
もちろん配達圏外ですので、田舎住民は注文して取りに行きます(笑)
地元の寿司屋さんやレストランに注文しておいて取りに行く方法だけですね。
遠い場所で買って帰ると、食べる前に温めなおさないといけません。
ピザを買って帰えろうものなら、我が家では家に着くころに無くなっています(笑)
ネット回線、電波が届かない
山間部だと、電波の基地局から離れると電波が悪くなります。
山に囲まれていると電波が届かないなんて場所もあったり。
ケータイ機種によって、強い弱いがあるのも事実なので、住む場所の電波状況を確かめた方がいいですね。
私の自宅は光回線なので、MAXで100Mbps~悪いときで30Mbpsとあまり困らないのですが、
私の職場(田舎)は光回線が来ていないために、MAX10Mbpsでヒドイときは1Mbpsもありません。
ネット環境が欲しい人にとって、これは不便すぎます。
不便なことだらけ、それでも田舎暮らしがしたいのか
悪い部分ばかりに目がいってしまうと、気持ちまで落ち込んできちゃいます。
悪い部分もあるけれど、良いところだってちゃんとある。この記事を読んでいる人はもう気づいているはずです。
自然いっぱい、のどかな生活、新鮮なお米や野菜などあなたが感じている魅力はたしかにあります!
どうすれば田舎暮らしが実現できるのか
私が思う、大事な要素は2つあります。
逆にそれが無いと、田舎暮らしは難しいのではないでしょうか。あきらめることも必要です。
①適応力
田舎暮らしに必要なスキルの一つ目は「適応力」
暑い、寒い、交通の不便、人間関係、虫などの環境の変化を上手く受け入れていけるかがポイントです。
ダメだと大騒ぎしないで、「じゃあこうしようかな、」と自分で対策を考えて、不快レベルをさげられる人は田舎暮らしでもストレス少なく生活できるんじゃないかと思います。
それほど深く考えずに生活できると、不便だとその時は感じても1年後には不便だったことを忘れていたりするものです(笑)
我が家は毎年寒いですが、「去年もこんなに寒かったっけ!?」といいながら生活してます(良いのか悪いのか・・・)
②個人で稼ぐ力
田舎暮らしでもう一つ必要なスキルが「個人で稼ぐ力」です。
田舎は人口も少ないので、会社も少ないです。
会社に勤めて収入を得ようとすると、必然的に町に出ないといけません。
つまり、通勤時間が長くなると生活の余裕も減ります。
朝早くに仕事へ行き、日が暮れてから家に帰る。これでは都会で生活するのと何も変わりません!!
貴重な人生を仕事に費やすことになってしまって、家族との大切な時間を犠牲にしてしまいます。
それを打開するためには、個人で稼ぐ力が必要・・・となります。
今の時代はネットでお金を得ることも可能です。
今からでも勉強を始めることは無駄じゃないと私は思っています。
さいごに
私はこれからも田舎で生活したいと思っています。
家族との時間を1番に大切にしながら、誰かのためになることをしたいと思っています。
あなたも、田舎暮らししてみませんか?
Twitterやyoutubeをやっています。よければフォローお願いします!
気軽にコメントください!情報交換しましょう♪
Tweets by ialiteke