注文住宅を建てようと決心したが、斜め上の提案に妻の猛反対を受け、挫折した私がランドリールームについて語ります(笑)
洗濯を楽しくするためのランドリールームには不要な物もあります。
必要だと思って取り入れてみたけど、別の問題が発生することも。
今回は注文住宅を検討する時に気づいた、ランドリールームに不要だと思うシステムをまとめてみます。
洗濯に不必要なシステム
ランドリールームに不必要だと私が思うベスト4をまとめてみました!
これから家を建てようと考えておられる方は是非参考にしてみてください。
要点は以下の4つです。
- 太陽光で室温を上げ過ぎると、サウナと化す。
- 浴室乾燥機はもはや過去の遺物。
- ヒョロイホスクリーンでは頼りない。
- 洗濯物を他人に見られないために、洗面所は離せ!
それぞれ詳しく説明していきたいと思います。
サンルーム
サンルームのメリットは洗濯物が良く乾くことですね!
日光で部屋が暖められて、室温が上がることで洗濯物も早く乾くと思います。
ですが、夏場はサウナ状態になるので日中は入れないほどの高温に。
冬場は洗濯物で湿度が上がり、外側のガラスなどが結露しやすくなります。
結露してしまうとカビが発生しやすくなり、良くないです。
サンルームはメリットよりもデメリットが大きいのでこれからの住宅には採用しない事をオススメします。
浴室乾燥機
お風呂場は気密が取りやすい構造になっていることから、お風呂場で洗濯物を乾かすという方法が流行りました。
しかし、家族がいる家庭ではとても浴室には収まりません。詰めすぎると乾きませんよね。
そして、浴室乾燥機をつけると光熱費も上がります。
浴室乾燥機のワット数はおよそ1250W/時間です。電気代にすると32円/時間です。
3時間使用した場合はおよそ96円かかる計算になります。
毎日(30日)使用した場合は、2,880円も電気代がかかります。
洗濯はほぼ毎日なので、毎日浴室乾燥すると光熱費が跳ね上がり、1年もしないうちに使うのをやめてしまいます。
間に合うなら、浴室乾燥機は設計から排除しましょう!
浴室が乾いてカビが生えにくいことが唯一のメリットです。
ホスクリーン
注文住宅ではホスクリーンが標準装備になっていることも多いですね。
ですが私は採用しません。
なぜなら、耐久力に不安があるからです。
ホスクリーンの耐荷重は8kg~15kgの物までありますが、洗濯物を干す時に重さなんて考えていません。
もし外れて落ちてしまったら、洗濯したのに台無しになってしまいます。
ですので、重さの心配のいらないよう、壁に取り付けられる方法をオススメします
天井に吊るす方法は足元がゴチャゴチャせずに、良い方法だと思い我が家でも採用していますが、天井の梁に直接ネジでフックを止めています。
梁や壁の柱にしっかりと固定できる方法で室内干しをしましょう!
ホスクリーンの魅力は簡単に外せることですが、1年の2/3は天気が悪く、部屋干しだと言われています。
ですので、取り外す手間を考えると天井にぶら下がっているだけで、邪魔にならないので基本取り外したりしません。
洗面所
洗面所は家族以外の来客も使用する機会があります。
遊びに来てくれた人に洗濯物を見られるのはあまり嬉しくありませんよね。
間取り上仕方がない家庭がほとんどですが、これから家を作るなら検討して欲しい点です。
なので洗面所は区切ってしまい、洗面所、脱衣所、ランドリールームの3つを別の部屋として作ることをオススメします。
ランドリールームには専用のシンクを取り付ける方法もありますが、費用がかかります。
そもそも手洗いする頻度も少ないと思うので、部分洗いしたいものは洗面所やお風呂場で洗って洗濯するといいのではないでしょうか
我が家では子供の泥汚れはウタマロせっけんをつけて、お風呂場でゴシゴシ洗っています。
服の油汚れやシミはキッチンで落としていますので、不自由はしていません。
手洗いが圧倒的に多い場合は設置も検討するといいと思います。
ランドリールームは他のエリアとは完全に区切られていると理想的です
ランドリールームに大切なのは室温と湿度
洗濯物を室内で早く乾かすには、室温と湿度が大きく関係しています。
電気を使って乾かそうとすると、どうしても電気代があがってしまいます。
洗濯物を賢く干すための方法を考えてみました。
- 日中の暖かくなる時間帯に洗濯物を干す
- サーキュレーターや扇風機を使う(10~20W/時間 時間あたり0.26~0.5円)
- 除湿器を使う
冬と梅雨の時期が一番洗濯物が乾きにくいですよね、梅雨の時期は湿度が高くなりやすいので、除湿器がオススメです。
半日程度除湿器を使い、後は軽く衣類乾燥機にかけると電気代の節約になります!
冬場はランドリールームを解放して、他の部屋の暖かい空気を入れてあげると早く乾きます。
オールシーズン室内干しができる環境になれば理想的ですね☆
オススメしたい除湿器はハイブリッド型
除湿器には3種類のタイプがあります。
「コンプレッサー方式」
「デシカント方式」
「ハイブリッド方式」
「コンプレッサー方式」は気温の高い梅雨にしっかり除湿できるが、気温の低い冬は性能が落ちる
「デシカント方式」は気温の低い冬場にしっかり除湿できるが、電気代が高い
「ハイブリッド方式」自動で除湿方法を選択し、1年中使える。サイズが大きい
ハイブリッドを薦める理由
私がハイブリッド型を薦める理由は年中使えて、電気代も抑えられるから。
室温を気にすることなく使用できるのは楽です。
1時間で300W使用したとして、1時間あたり8.6円になります!
我が家でもハイブリッド型の除湿器を2019年に購入しました!!
梅雨の時期の洗濯物乾かない問題から、購入を決断しました。
その当時で10万円ほどかかりました(´;ω;`)
除湿器には注意点しなければいけないことがある
除湿器はなんでも除湿してくれる便利屋さんではなかったんです。
除湿する空間が小さい事ほど、性能を発揮してくれます。
つまり、広い空間を除湿しようとしても全然効果は期待できません(´;ω;`)
我が家は古民家住みなため、閉め切ってしまえる浴室のような場所が家にありませんでした。
我が家の浴室周辺にはコンセントが無く、浴室で洗濯物を乾かすことむ無理でした。
その当時はビニールで自作の洗濯物乾燥エリアを作って、そこで除湿していました!
効果はまずまずで、1晩で除湿タンクが満タンになるくらいでした。
しかし、洗濯物を完全に乾かす事は不可能でした。やっぱり仕上げは衣類乾燥機で軽く回しました☆
最後に
ランドリールームは今まで発想が無かった方も、是非取り入れてもらいたい間取りです。
要点をまとめると、、
- 太陽光で室温を上げ過ぎると、サウナと化す。
- 浴室乾燥機はもはや過去の遺物。
- ヒョロイホスクリーンでは頼りない。
- 洗濯物を他人に見られないために、洗面所は離せ!
ランドリールームは洗濯物を干す、たたむ場所であって、人目につかない間取りが理想形です。
洗面所を離すことで、生活の動線と家事の動線が交わらないという所がポイントです。
イメージしてみてください
リビングに洗濯物を干さなくていい生活を。
テレビを観ながら洗濯物を干したり、畳んだりしたいという方も視界に入らず、避けて歩く必要のない生活を。
そして、洗濯物が冬場乾きやすくなるために、ランドリールームを暖めるとしたら、、、
全館空調がオススメです!