どうも、砕刃です。
一度マイホームの計画に妻と意見が合わず、挫折しました。
それでも諦めきれずに、理想の間取りを考えています。
間取りを考える中で、一番に考える場所はキッチンとリビングです。
結論は多くの人が1階がいいですよね。買い出しやごみ捨ての時に楽だから。
今回はキッチンの配置を1階にするのか、2階にするのか、よーく検討したいと思います。
キッチンまわりの動線から考えてみる
一番最初に思うことは、買い物してきた荷物を片付ける作業ですね!
買い物した荷物を持って玄関に入り、すぐにキッチンに置けるとスムーズな動きだと思います。
階段を上ったりはしんどいので、やはり、1階キッチンがベストか。
ゴミ出しの時も同様に1階から外へ持って行くと、動線が短くていいですね。
料理や片付けだけに専念することの方が少ないイメージで、何かしながら料理をすると考えると、
子供や家族が一番長い時間過ごすであろう、リビングが見届けられる事が理想ですね。
やはり結論は1階キッチンなのか
買い物の片づけ、ゴミ出しを考えると1階が楽で合理的なのかと思いますね。
一般的に見ても1階にキッチンがある過程が90%以上だというのも事実。
しかし、まだ結論に至るわけにもいきません!2階キッチンのメリットについても考えてみましょう!
2階キッチンのメリット
2階キッチンにした時のメリットをいくつか挙げてみます。
- 2階キッチンにした場合、建築基準の準耐火の制限を受けないため、木を使った内装が可能
- 2階にLDKが来ることで、1階は必然的に寝室となり、老後で介護が必要な場合はずっと寝室で過ごせる。
- 勾配天井で解放的な空間にすることも可能
2階キッチンには木を使った内装が可能
これからの住宅には建築基準法により、耐火・準耐火建築物の性能が求められています。
建物の階数により、2時間耐火、1時間耐火、30分耐火と求められる構造がかわってきます。
キッチンを2階にすることで、建築基準法の最上階として、制限が緩和されるため垂れ壁を作らなくてよくなるという訳です。
梁を見せた作りも可能になるかもしれませんね!
下の階ほど、耐火性能を上げないといけない
炎は上へあがっていくため、下の階ほど耐火性能が求められます。
2階建ての家では、1階部分は家事の崩壊に耐えられる素材を使わないといけません。
なので、火気使用室となるキッチンにはいくつか制限があり、垂れ壁を付けないといけません。
制限を受けない配置も可能
キッチンの上に部屋が無い場合は最上階として、制限が緩和されるため、垂れ壁は必須ではなくなります。
2階に部屋が無い場合、2階にキッチンを配置した場合がそうなります。
だからといって、燃えていいという訳ではないので、燃えにくい素材でキッチンを作ることが重要ですね。
介護が必要となった老後はキッチン・リビングよりもベッドが必要
老後の生活において重要なのはベッドまでの通路です。
老健や特別養護老人ホームで働いた経験から、老後の介護を受けるときに困るのは段差だと思うんです。
家の中へ入るまでに玄関外の階段、玄関内の段差、寝室が2階なら階段。
これらが障害となって、老後にリフォームする家も多いです。
老後の事を考えると、優先度の高い寝室を1階に配置して、2階をキッチンに配置した方が将来的に楽だと思います。
年をとっても、自分の家でずっと過ごしたいと思うでしょうから。
勾配天井は解放感があって、小さな家でも実現可能
勾配天井は解放感があって、カフェのような雰囲気を作ることもできますよね、
1階部分にキッチンを作った場合は、2階部分は吹き抜けにする必要があります。
そうなると家の床面積は狭くなってしまい、2階の部屋があまりとれなくなってしまいます。
2階キッチンなら、勾配天井にすることで解放感があり、床面積を最大限利用できます!
さらに、勾配天井の良さは解放感だけでなく、2階にロフトまで作ってしまう事が可能なんです!
ロフト部分は高さに制限がかかると思うので、広々空間とはいきませんが、床面積を増やすことができます!
これは2階キッチンにしかできない良さです。
1階がキッチンだと決めつけないで欲しい
間取りを検討する時に、最初から1階がキッチンだと決めてしまわずに、2階にキッチンを持ってきた場合も検討してみてください。
2階キッチンにすることで、部屋の配置も大きく変わります。
最大の魅力は床面積を最大限活用できる家が作れるという事。
注文住宅ならではの、他とは違った間取りになります。
さいごに
まずは考えてみてください。
階段の上り下りが苦痛かどうか。
荷物の持ち運びの大変さがあなたにとってどれほどのデメリットになるか考えてみてください。
マンションで階段の上り下りをしていた頃を思うと、2階まで荷物を運ぶことに負担はないのではないでしょうか。
もし、デメリットが大きくないのなら、2階キッチンの間取りも検討してみてください。